軽貨物の車両貸切?緊急でも大丈夫?チャーター便について

チャーター便について

チャーター便というものを聞いたことはありますでしょうか。
チャーター便とは一般的に飛行機などの貸切に使われることが多いです。
物流業界におけるチャーター便も似た意味をもちます。
物流業界におけるチャーター便とは、配送車両を貸し切るということです。
皆さんの身近に「宅配便」というものがあるかと思います。
宅配便等の場合は、いろんな荷主の荷物をまとめて積み合わせる、いわゆる「混載便」というものになります。
そういった混載便とは異なり、配送車両を貸し切った荷主の荷物のみを積み込み目的地に配送することをチャーター便といいます。
チャーター便の利用例としては、至急、配送しなければならない荷物が出来た。
融通が利くような配送をしてほしい。
翌日に届けないといけない荷物だったが、宅配便の集荷の時刻に間に合わなかった場合。
配送漏れや発送漏れ、積み忘れや配送忘れがあり、当日中の発送が出来なくなった場合。
また、宅配便等では、
高価な荷物や重すぎる荷物は配送出来ないケースが多い為、そういった緊急時にでもご利用いただけます。そしてトラックを使った配送であったり、宅配便では対応できないようなケースでも荷物を配送出来るサービスがチャーター便です。

緊急時でも可能なのか

チャーター便は緊急時でも可能なのか。
という点ですが、結論を申し上げると可能です。
基本的にドライバーが確保できれば配送が出来ます。
緊急時の荷物というと、例えば
・当日配送しなければならないが、荷物の量が予定よりも多くなってしまい、車両に乗らなくなった荷物。
・誤ったお届け先に配送をしてしまい、至急、元の正しいお届け先に届けなければならなくなった荷物。
・大型トラックを使う程の量でないが、追加発注の為などにより納品しなければならなくなった急ぎの荷物。
・急遽、同時に複数個所の荷物の納品が必要なケース。また至急、複数個所に荷物の納品が必要な場合。
など他にもさまざまな緊急時に対応できるのがチャーター便の特徴になります。
しかし、緊急で荷物を配送する場合は、緊急でドライバーの確保が必要となる為、場合により、配送が出来ない可能性があります。
しかし、当社では大勢のオーナードライバーと協力して、緊急時のチャーター便にも対応できるようにしております。

どういったケースにオススメ?

チャーター便はどういったケースにオススメなのでしょうか。 チャーター便というサービスは、車両とドライバーを貸し切って配送するため、皆さんの身近な宅配便のような積み合わせの配送、混載便と比べると費用が高くなってしまう印象があるかと思います。 しかし、もし荷物の量がたくさんあればチャーター便で配送するほうが費用を抑えられるでしょう。 宅配便などの混載便の多くは、1つに荷物で1000円弱の料金で配送出来ます。 ということは、荷物が10個あれば10,000円弱、20個あれば20,000円弱と、高くなってしまいます。 しかし、チャーター便の場合は、配送車両に積載できる上限まで(350kg)は積み込むことが出来ます。 3辺の長さの合計が100㎝未満の荷物であれば、おおよそ70~80個は積み込むことも出来るでしょう。 これを、宅配便などの積み合わせ便で配送するとなると、荷物1つが500円だったとしても、35,000円~40,000円の費用になってしまいます これはあくまでも単純計算ですが、かなり費用を抑えることが出来るでしょう。 トラックなどを利用するほどでは無いが、配送してほしい荷物が結構な量ある。 なんてケースなどにオススメですね。 また、チャーター便は壊れやすい荷物や、つぶれやすい荷物や、大きすぎる荷物や、高額な荷物などの宅配便などの混載便だと配送出来ない(他にも荷物があるため擦れたり潰れやすくなったりする)為、こういった荷物を配送するケースなどにもオススメ出来ます。

チャーター便の料金について

ということで、チャプター便は荷物の量が多い場合にオススメであることと、荷物の量が多くなればなるほど、積み合わせ便とくらべて費用を抑えられるということをお話ししましたが、チャプター便の料金はどの程度なのかご紹介いたします。
当社では
・30~35km未満 9,000円~
・35~40km未満 9,800円~
・40~45km未満 10,600円~
・45~50km未満 11,400円~
・50~55km未満 12,050円~
・55~60km未満 12,700円~
・60~65km未満 13,350円~
・65~70km未満 14,000円~
・70~75km未満 14,650円~
・75~80km未満 15,300円~
・80~85km未満 15,950円~
・85~90km未満 16,600円~
・90~95km未満 17,250円~
・95~100km未満 17,900円~
以上の料金を目安に配送をしております。
仮に、100km先へ配送するとなっても、荷物の個数が20個程度、もしくは20個以上であれば費用的にはチャーター便を利用いただくほうが安く抑えられるでしょう。
また、荷物の個数が少ない場合で、宅配便などの積み合わせ便の方が安く抑えられる場合もあるかと思います。
その場合はチャーター便ではなく、積み合わせ便をご利用いただくことをオススメします。
しかし、そういった積み合わせ便の場合は緊急の荷物などの配送が難しく、融通が利きずらいため、緊急の荷物であれば費用は高くてもその価値がありますので、緊急時であればチャーター便で配送いただくことをオススメします。

チャーター便のメリットとデメリット

チャーター便のメリットは何といっても、車両を貸切することにより、車両の最大積載量まで荷物を積み込めることでしょう。
積み合わせで配送するよりも安全に運べますし、荷物の量が多ければ、コストカットにもなります。
荷物の量が多いときはチャーター便を間違いなくオススメします。
また、慎重に丁寧に運んでほしいという荷物であればこちらもまたオススメします。
なぜなら、積み合わせの場合は他の荷物も積んでいる為、積み方が悪かったら荷物同士がぶつかったり擦れたり荷物の破損の原因になるからです。
そのため安全に、慎重に、丁寧に配送してもらいたい場合もチャーター便をオススメします。
そしてもう一点、チャーター便は緊急での配送が出来ます。
宅配便などの積み合わせ便の場合、荷物を集荷した日のうちに配達してもらうことは基本的にできません。
早くても翌日以降の配達になります。
チャーター便の場合、ドライバーが確保できれば、その場に直接荷物を引き取りに行き、そのまま直接お届け先まで配送することが出来ます。
チャーター便のメリットは大きく、
・安心、安全、丁寧に運べる
・荷物を車両の最大積載量まで積める(たくさん積めても少なくても料金は変わらない)
・緊急時でも配送出来る
大きくこの3点です。
チャーター便のデメリットは、荷物の量が少なくても一定の費用がかかる点でしょう。
チャーター便は車両の貸切はもちろんドライバーも一定時間貸し切る形になるので、荷物一つの配送でもそれなりに費用が発生します。
こういったときは混載便を利用するなどチャーター便と上手く使い分けましょう。

定期的に配送がある場合

チャーター便は主に単発での配送や、不定期の配送に利用されるサービスになります。
定期的には配送してほしいというか方に関しましては、企業専属便というサービスを設けており、チャーター便は距離により費用が変わってきますが、当社の場合、企業専属便は拘束時間等によって費用が変動するようになっております。
費用に関しては、チャーター便よりも企業専属便の方が比較的費用を抑えやすいですが、この企業専属便は定期的に配送がある荷主様のみの対応になっております。
当社でもチャーター便での配送はもちろん、定期的にお荷物の配送がある場合でも企業専属便というサービスを設けておりますので、様々なサービスをご利用いただければと思います。
また、当社では配送の運転代行というサービスも設けており、運転のみを当社のドライバーで行うようなサービスも行っております。
ご依頼いただく代表的なケースは、いつも自社の社員が配送をしているがその社員が休みになった。というケースです。
運転出来る社員が他におらず、配送が出来ないという場合に配送の運転代行というサービスをご利用ください。

終わりに

世間一般的に、荷物を配送するとなれば大手宅配業者に1つの荷物につき○○○円という形で配送を依頼するケースが多いですが、軽貨物のチャーター便では、宅配などの混載便にはできない依頼した当日中での配送であったり、つぶれやすい荷物、壊れやすい荷物、大きすぎる荷物、高額な荷物などの宅配便では対応が出来ないような荷物の配送までもが可能なのです。
また、いつも多くの荷物を宅配業者に依頼して費用が今まで大きかったものがチャーター便によってコストカットにもなったりもします。
今まで、宅配便などの混載便しか選択肢がなかった方も今回この記事を読んでいただいたことで、即日配送や、コストカットになればと思います。

 

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